僕の最初の夢は、「昆虫博士」でした。
小学校の図書館で読んだ「ファーブル昆虫記」を読んで、
「ファーブルみたいになりたい!」
それが子供の頃の夢でした。
草むらでいっつも「昆虫」を追いかけていました。
バッタがぴょんぴょん飛んで、夕方になると、鈴虫の鳴き声がして、
春にはチョウチョウが飛んで、背景の青空がとても綺麗でした。
それが、私の「第一の原風景」です。
私の場合はわかりやすい、本当の風景でしたが、
誰にでも一つや二つは、自分なりの「原風景」があるはずです。
ギターの音が「原風景」かもしれないですし、
料理を楽しそうにしているお母さんの後ろ姿が「原風景」かもしれません。
いくつになっても、その「原風景」は、何かのきっかけで「鮮明」に
思い出せます。
年齢も人によって違っていいです。
幼稚園の頃の見た光景が「原風景」の人もいるでしょうし、
少し遅くて高校生の夏休みの体験が「原風景」という人もいるでしょう。
これからの人生、どう過ごそう?
何か日々の生活が退屈になってきたかも?
追いかける夢があったらいいのにな?
そんなふうに、モヤモヤした時には、
一度、子供の頃の「原風景」を思い出してみてください。
「原風景」そのままを追いかけるのもよし。
少しアレンジして今の自分にチューニングしてもよし。
「原風景」を軸にして自分の心の旅に出かけると、
きっと良いヒントが見つかりますよ!
そして、もう一度、童心に戻って、
子供の頃の夢を辿ってみるんです。
私の50歳からの夢の一つとして、
「ログハウスカフェ」のオーナーになる!
というのがありますが、子供の頃の夢を辿った結果、
出てきた夢です。
流石に「昆虫博士」にはならないと思いますが、
ログハウスカフェの周りは自然に囲まれていて、
チョウチョウが飛んでいたり、虫の鳴き声が聞こえてくる。
そんな「原風景」が思い浮かびます。
チベットで「第二の原風景」と出会いましたが、
私をチベットに誘ったのも「第一の原風景」です。
結局は、みんな「子供の頃」やりたかった頃、なりたかったものを
追いかけ続けているだけなのかもしれませんね。
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