【ムダがいい。ムダこそいい。】

最近、とある動画で、

そんな言葉と久しぶりに再会した。

２０数年前に出逢った言葉だった。

人生の究極のゴールは、

求める求めないに関わらず、死ぬこと。

　　

生まれたその日から、カウントダウンは始まっている。

　　

どうせ・・

どうせ、そこに行くなら、

今、行けばいいんじゃないの？

　　

若かりし頃、そんなことを自分に問いながら、

色々考えていた。

　　

その答えというか、ある意味、当たり前というか・・

　　

ふと浮かんだことが、、、

「ムダがいい。ムダこそいい。」

　　

そんな言葉だった。

　　

ムダって素晴らしい。

僕は旅が好きだ。

　　

旅はある意味ムダ。

どうせ家に帰ってくるんだから。

美味しいお土産も食べたら終わり。

置き物のお土産もいつかはホコリをかぶる。

写真に残しても、直後は見ても、だんだん見なくなる。

　　

そのムダが楽しい。

そんなことをしてもムダなんだよなー。

って言いながら、しちゃうことは、やっぱりいとおしい。

　　

あらゆる経験。

あらゆる感情。

あらゆる出逢い。

人生のすべて。

いずれは消えていくもの。

この世を去る時にお返しするもの。

だから、今、そのムダを味わう。

だから、今、そのムダを大切にする。

色んな経験をしよう。

色んな失敗をしよう。

色んな遠回りをしよう。

ドラマだって映画だって・・

結局、解決するんだと、うすうす分かっていても、

そのプロセスを楽しむ。

　　

ドキドキ、ワクワク、ハラハラする。

人生はムダ。

旅はムダ。

ムダを楽しもう。

ムダを愛そう。

ムダを大事にしよう。

ムダがいい。ムダこそいい。

人生のほとんどの悩みは、

ムダを大事にする気持ちを育むことで、

自然と消え失せる。

いつの間にか、やわらぐ。

そして、その「思い悩む」のも、ムダの一つ。

やがては不要のものになる。

空の彼方に溶けていく。

それでも、やっぱり「思い悩む」

なら、そのムダを楽しもう。

人生は旅。

目的を変えてもいい。

目的なしでボーーっとする旅もよし。

がんじがらめの旅もあり。

人生は自分でどうにかなるものでもない。

自分でどうにかなる部分は、本当に小さいこと。

その小さなことも、本当に自分の力だったかは怪しい。

色んなチカラの作用で、僕たちは生きている。

　　

できることは、

現れた「ムダ」を大いに楽しむこと。味わうこと。

　　

さあ、今日はどんな「ムダ」と出逢えるのか楽しみだ。

　　

「無駄」を調べてみると、

★役に立たないこと。

★それをしただけの甲斐がないこと。

と、書いてある。

　　

　　

そして、

役に立たない。と確定するのは、いつだろう？

　　

その時、役に立たないと思っていても、

周り回って、役に立つことだって、たくさんある。

　　

それをしただけの甲斐がないこと。

　　

その場で、あらゆる「ムダ」を楽しめれば、

もう、「した甲斐がある」ということ。

　　

よくよく考えれば・・

ムダは楽しんじゃった時点で、

ムダでは無くなるってこと。

　　

人生における、モノ、コト、ヒト・・・

全ての出逢いを楽しめれば、

ムダはムダでなくなってしまう。

　　

ムダが好きな僕にとっては、

それはそれで、ちょっぴり寂しい気持ちもする。（笑）

　　

役に立つかどうか？

甲斐があるかどうか？

　　

そんなことを考えるより、

役に立とうが、甲斐が無かろうが、

楽しんじゃえば良い。

　　

なんか悔しいけれど、それが結果・・

一番効率的なんだ。

　　

望んだはずではないんだけど、

結果、効率的な生き方が、ムダを楽しんじゃう。

ということだった。

　　

兎にも角にも、やっぱり、どう考えても、

　　

ムダがいい。ムダこそいい。